福岡移住の始まりの始まり


私自身が福岡移住がBESTな選択だと知ってから、既に5年以上が経ちます。偶然のご縁で引っ越してきた福岡の地。住んでみて初めて、その良さに気付きました。

アフターコロナ

新型コロナやそれに伴う緊急事態宣言により、我々の生活は大きく変わりました(変わったということをあえて認識しない人もまだまだたくさんいますが)。今はまだ極論に聞こえると思いますが、今年2020年は、福岡移住にとって始まりの始まりだと思っています。アフターコロナの生活が始まった今年、いろんな生活様式に変化や動きが出始めました。

  1. 在宅勤務、リモートワーク
    • 今のところ、これほど大きな変化は無いかもしれません。これまで、仕事というのは会社に出社して行なうもの、オフィス内で行なうものが仕事、という暗黙の了解(常識)がありました。日本のビジネスが集中している東京では、多くの方が1時間以上の満員電車に揺られて、会社に出勤して行なうものが『仕事』だと言われてきました。たぶん、一度や二度は誰でも思ったことがあるはずです。「事務作業だけなら自宅でやらせてくれないかな。通勤時間が掛からず楽なんだけど。」これは今までの常識では通用しない、非常識と言われていました。5年ぐらい前から徐々に変わり始めていたところ、コロナで一気に加速したのがリモートワークでした。
    • やってみて多くの人が、会社が、わかったことが、「リモートワークは何の問題も無い」ことでした。インターネット普及後、あらゆることが技術的に可能になり、変えようと思えば変えられることが、古い常識の縛り(常識観)を主な根拠として変わらないままだっただけのことでした。今回も、積極的に変えた会社はごく少数。「やむを得ない」という会社が多かったように思います。もちろん、いち早く積極的に変化した会社の方が得るものも多かったはずです。
  2. 非接触コミュニケーション
    • コロナがホントに大騒ぎするようなことなのかはさて置き、実際に感染してお亡くなりになっている人がいることは事実なので、気をつけるに越したことはありません(私自身、マスクを四六時中着用しているかと言えばしてませんし、対面で食事や呑みも周りよりは多かったと思いますが…)。
    • マスクをするのも、消毒をこまめにするのも、全てはウイルスを媒介しないためです。つまり、、、そもそも接触しなければその危険は皆無なわけです。そこで一気に加速したのが、非接触コミュニケーションです。いくらケアをしていても目に見えないウイルスを完全に防ぐことは不可能です(感染するしないは別問題)。ZoomなどのWEB会議・テレビ会議が一気に普及することになりました。InstagramやYOUTUBE、TikTokやLINEや17などなどを使ってのLIVE配信というコミュニケーションが一気に増えたこともアフターコロナの変化ではないでしょうか。
  3. 都心部オフィス
    • 接触を避け、リモートワークが普及した結果、おかしなことに誰もが気付きました。『あれ?都心のオフィスって必要ですか?』です。ご存知の通り、日本の会社は基本的には都心部に本社機能を持ち、そこに優秀なビジネスパーソンが大量に集まり、ビジネスを行なうことが長い間、スタンダードとされてきました。私が参画している東京の会社では、月額数百万円の家賃を支払って借りているオフィスに、常時、数名しか社員がいない状況が起こりました(そもそもコロナ前には増床の計画もあったことは今となっては…)。
    • 当たり前の話ですが、全社員が必死に稼いだお金から家賃は捻出されています。都心部の高層ビルオフィスはべらぼうな金額です。その費用が発生しないと変わったら、その費用は開発や広告宣伝や株主還元や様々な用途があるわけです。でも、それよりも高額なオフィスだったからそうしていた(と信じたい…)わけです。これも古い常識となりました。前述の会社では、更に一歩進んで、オフィスをVR空間に設ける発表をしました。まだそこまでは踏み込めない会社も、淡路島や沖縄に本社機能を移し、基本の働き方をリモートワークにする取り組みが始まっています。
  4. 旧型ビジネスの崩壊
    • リモートワーク、非接触コミュニケーション、都心オフィス神話崩壊と全て一連の流れで一気に起こったとご理解いただけたかと思います。合わせて、我々が「常識」と言ってきたことがどれだけ弱い根拠だったかと。根拠ではなく、実は慣習や縛りに過ぎなかったのだということも。よく言えば順応性が高いので、横並びが始まると一気に変わるのが日本の特徴です(逆に言うと、横並びが始まらないといつまでも変わらない)。仕事に関する考え方が一気に変わり始めたところです。
    • これだけ大きな変化が起こると、それに付随して、新たなビジネスが続々と誕生します。緊急事態宣言以降、「経済が!経済が!」と言っている発言の多くが、環境が変わらない(変えない)前提での発言であることに気付く人は気付きます。「仕事=会社に出勤して行なうもの」という最も基本的な部分が変わるのだから、経済を支える、様々なビジネスにおいても剥がしく変化が起こることは必然です。例えば、飲食業は大変だ、と言われました。でも、人間が食事をすることは(おそらく当分の間は)変わらないわけです。店舗で食事をすることが無くなり、食事の仕方が非接触コミュニケーションに変わるだけのこと。当然のように、UberEatsや出前館が急成長しました。

アフターコロナの向かう先

先述のVRオフィスまでいかないにしても、アフターコロナで仕事も生活もどんどん変わっていくチャンスです。家賃や生活コストの高い、人口が密集している、東京近郊に住む理由(だと思いこんでいたもの)が無くなりました。そこで弊社が提案しているのは福岡移住です。そのモデルケースとして、私自身は福岡に住まいを移して、東京を含めたあちこちの会社のお仕事をするスタイルを取っています。実際に取れています。「なぜ福岡なんだ」については、これまでにもお伝えしてきて、今後も更に積極的に語り続けたいと思っていますが、少なくとも「できない理由」は今回のアフターコロナで無くなったと思っています。弊社は一人でも多くの方が東京から福岡へ移住を考え、実際に移住を実施し、快適な生活を送ることを支援していきたいと思っています。