新しい常識~福岡移住


緊急事態宣言がようやく終わろうとしており、この2ヶ月間に経験したことが、新たな常識となるかもしれません。少し整理してみようと思います。(個人的にも数名の知り合いが新型コロナに感染して大変な思いをしました。亡くなられた方にはご冥福をお祈りします。)

在宅勤務の衝撃

今回の自粛期間中、一番大きな出来事は『家から出られないこと』でした。『人と会ってはダメ』という、誰もが生まれて初めての経験をしたことと思います。

それまでは、全く人に会わない(会いたくない)人のことを『引きこもり』と呼んでいましたが、あっという間に全員が強制的に引きこもる事態となりました。私もそれまではほぼ毎日のように昼も夜も外に出ていましたが、(私はそのままでいいと思っても)周りの方が迷惑だろうと思って、ほぼ2ヶ月間、人と会うことを控えていました。

外に出ること無く、仕事は全てリモートワーク、つまりWEB会議を多用することとなりました。もちろん、これまでの長年の慣習もあります、商談は対面でないと、と言っていた会社も2週間ほどで対応せざるを得ない状況になりました。その結果、今の時代、リモートワークで事足りるということが分かってしまいました。つまり、オフィスはあっても無くてもいい、ということです。物理的な出社はあっても無くてもいい、ということです。なんとなく起こった事態ですが、実に衝撃的な出来事でした。

当社は設立時から「オフィス不要」「出社義務無し」を掲げていましたので、問題なく過ごせましたが、これはホントに大きな波で、これまでなぜか触れられなかった新たな常識が登場した瞬間だったと思います。

もちろん、建築・医療・保育・接客・美容・運輸など現場に関係する仕事は、リモートワークでは代替できないお仕事がたくさんあります。いわゆるデスクワークは全てリモートで大丈夫ということです。

リモートワークになると・・・

リモートワークになって、既に多くの人が気付いてしまったのが、『なぜ、今、ここに住んでいるんだろう』という素朴な疑問でした。ほとんどの方が会社に毎日出社する前提で、住まいを選択しています。会社の隣に住みたいが(都心部では)桁違いの賃料のために満員電車を覚悟で・・・というヤツです。

その常識が、一瞬のうちに崩壊してしまったわけです。

リモートワークを会社が良しとすれば(それが問題ないと今回、分かってしまった)、住む場所はどこでもいいわけです。会社まで満員電差に乗る必要もないです。生活時間帯のことを考えると、外国はさすがに支障があるかもしれませんが、国内であればどこでもいいはずです。つまり、当社が推奨する福岡移住にもチャンスが出てきたと思っています。

私自身の個人の体験から始まった福岡移住ですが、約5年間、これが多くの方に推奨する価値や魅力があることなのか、ゆっくり検証していました。そのタイミングでリモートワークの波が一気に起こりました。