
今年も残り2ヶ月少し。今日は東京に出張中で少し時間があるので、この半年ぐらいの出来事を中心に近況報告を兼ねて振り返ってみます。

合同会社ごきげんコーポレーション

移住推進事業を弊社のメイン事業として立ち上げることは既に決めましたが、まだ具体的に設備投資を開始していません。事業資金は様々な方法で捻出を図りつつ、「風」の動向だけは常に敏感にアンテナを張ってます。少しずつ風は吹き始めていて、カヤック社やLIFULL社が移住推進事業を始めている状況なので、近々、資金準備がなくてもスタートすべきタイミングが来るとも思っています。
その他には、これまでの継続で保育事業(子育て支援事業)のコンサルや講演(上の絵ほど大規模では全く無いです^^)を3件ほど依頼され実施しました。コンサルはお客様がほぼ安定して自立運営が可能になったため現在は終了しています(後半は業務委託で名刺も持っていました)。それ以外では私のキャラクター(プロ級の転職経験と不屈の這い上がりキャリア)について講演の依頼を2件ほどいただきました。どちらも完全にクローズドな会での講演でしたが、参加者の方の驚きが大きすぎて、ちょっと反省でした。事前に私の情報がもっと提供できていて、前提情報がある程度共有されている状態での講演であれば、もう少し踏み込んで、参加者の方がこれからどうすべきかという提言までできたと思うので、やはり今の時代、(これまでは全く興味が無かった)個人の影響力を持つことが大事だなと痛感したのが半年間の振り返りです。

株式会社メタリアル

平日の日中を主に活動しているのですが、この半年間の大きな変化と言えば立場が取締役から社員へ変わりました。元々、私が託されていたミッション(急成長を更に加速して爆裂成長)が果たせなかったので当然の退任です。理由はいくつもあって、(上場企業でもあるので)ここでは書ききれませんが、今となって反省も終えた後ですが、やり方はいくつもあったはずで、力不足だったなと強烈に痛感してます。そこそこの大きな企業での立ち居振る舞い、未だに不得意と言うか嫌いなジャンルではありますが、この会社では本当に優秀な方が多く、「なんだかよく分からないけど、この人、やってくれそうだから任せちゃおう」という曖昧な流れには行かなかったですね(今までは、そのパターンで結果を出して「ほらね!」ってケースが大半だった)。今後のビジネスパーソンとしての活動においては大きな気付きでした。
5月末で退任して以降、今は一事業部の新規事業で法人営業チームを担当しています。世の中的に全くの新規事業を法人営業することは(リードどころか興味関心も認知も全く無いので)ハードルはめちゃくちゃに高いのですが、コロナ禍で大きく変化したB2B営業界隈の状況は肌で感じることができていて、今後の蓄えは十分にできている日々です。端的に営業の実績だけで言うと、現状ではまだまだ酷いものです。本格的に動き出して3ヶ月が経つので、そろそろ芽が出始める案件がチラホラ、そんな厳しい状況です。私は元々、「マーケティング機能が充実していれば営業は不要」と言う考えなので、マーケティング機能が動き始めたばかりなので、そろそろかな、というのが私の個人的な感触です。

その他
とにかく社会も、世界も、あらゆる場面で変化がどんどん続いています。「会社」という組織の存在やあり方も大きく変わり始めてます。良くも悪くもこれまでの日本では「一極集中」で、全ては中央がコントロールする社会でした。会社はそのほとんどが東京に拠点を構え、地方の会社は東京へどれだけ出張して仕事を取れるかが全て、みたいなことが『常識』でした。政府が東京にあり、大学も大半が東京。テレビ局や新聞社も拠点は東京。
大学から、もしくは新卒一括採用の就職から東京圏に出てくるのが『常識』でしたよね。これが50年ぐらい続いているので、結果として東京に何もかもが集中するのは当然のことでした。

ここで私の大好きなCHANGE(変革)です。インターネットが登場して30年になるのでしょうか。ようやく、第三次産業革命が成就し始めたのではないかと思います。コロナ禍が拍車をかけてくれた、とも言えますね。
インターネットで人々が触れることができ、入手できる情報量が圧倒的に増えて、いまや情報洪水時代だとかなり前から言い続けてますが、このコロナ禍で情報量はMAXになったのではないでしょうか。外出自粛でリモートワークになった方も多いと思いますが、(これも良い悪いの議論は別として)会社に出勤することなく、無駄な会話や気遣いが無くなり、自ずと自分の時間が増えたことは間違いないと思います。インターネットへの接触時間も膨大に増えたのではないでしょうか。
前の部分に戻ると、会社を始めとする「何もかもが中央に集中している」状態が自動的に解消されたのがコロナ禍だったと私は思ってます。「会社に行かないと必要な情報は得られない」「東京に行かないと」「○○社へ訪問しないと」「○○会に出席しないと」「○○屋へ行かないと」「○○店へ行かないと」などなど、物理的な東京集中が解消された瞬間に見えました。
その結果、いろんなことが起こり始めています。わかりやすいのがアパレルなどの物販です。ECが出始めた頃は「買い物とは実際に目で見て触って初めて購入を決意するもの」という常識が強烈に抜けなかった時代を思い出します。私も某通販会社でEC立ち上げを担ったことがありましたが、古参役員や株主からの批判や反発は相当のもので、たった1年足らずで「時期尚早」と徹底させられたのを覚えています。日本での「常識」って、そんなもんなんです。
いまや、ECどころかB2CがC2CやD2C、P2Cにまで急速に変化し始めています。大企業が武器としてきた「信用」よりも、圧倒的な情報伝達力と影響力を持つインフルエンサーが直接、物販した方が圧倒的に売上が上がることが明確になってきました。あれだけ接客による店頭販売に拘り続けた家電量販店までもが、今やEC売上が50%を超える時代です。時代は更にその先、個人が個人へ売る時代へ変化しました。これが「中央一極集中の終わり」の一例です。

これはあらゆる業界・業種・職種で始まっていて、「ここはムリだね」と思っていても、何かしらの影響を受けて、どんどん変化は進んでいきます。インターネット登場による第三次産業革命が成就したというのはそういう意味です。
そんな中で私自身も注目しているのは、お金の稼ぎ方も変わるだろうな、ということです。
私が今そうしているように、複業というスタイルは今や珍しくなくなりました。私の年代では既にそこまで変化の波を受け入れる必要がない方も多いのですが、若い世代は積極的に受け入れて、副業を禁止してる会社や出社強制では採用に大きな影響も出始めているようです。複業が、(お金目的だけではないことは百も承知ですが)お金の稼ぎ方も変わり始めた一例ですが、他にもお金の稼ぎ方で今までの「常識」を変え始めてるのが投資です。お金に関することは、一定の割合で「ギャンブル」になってしまう方がいることは変わらない(これは不変)のですが、お金を稼ぐ方法として投資を選択する方が増えているのは、お金に関する教育を受ける機会がほぼ無く、リテラシーが低い日本人にとっては良いことでしか無いと思っています。私個人も最近はいろいろと勉強に時間を充てています。
2022年以降
大前提として、今の時代は3年や5年先の将来を決めること自体がホントに意味がない時代です。社会環境やいわゆる「常識」がこれほど簡単に急速に変化するので、とにかく柔軟に、臨機応変に対応して、常に目標も方向性も短期間でブラッシュアップし続けることが生き続けるコツだと思っています。なので、3ヶ月先になった2022年であれば、今の延長で考えられます。複業・移住は本格的に進んでくるので、「風」も吹くと思うので、その波には何らかの形で乗っかります。待ってましたよ、と言う感じです。
個人的にはみんなが始めると興味が無くなるという悪い傾向があるのですが、働き方も大きく変わり始めると思います。おそらく、会社員の固定給が無くても生活していけることが大前提の時代に突入するのではないでしょうか。そこで大きな役割は投資だと思います。株式やFX。一方では生活保護的な最低保障を得られる社会も近付いています。今までの「常識」を振り払う訓練を、慣れてない方はぜひ日頃から少しずつでもされてみてはいかがでしょうか。