福岡移住プロジェクト


日本全国どころか、世界中がコロナウイルスへの対応が迫られ、特に東京ではリモートワーク・在宅勤務が一気にスタートすることになりました。私も平日の大半は東京で過ごしており、当初から「いまどき、住む場所なんかどこでもいいやん」派でしたが、非常に嬉しい傾向だと思っています。

このような社会背景もあって、当社設立の目的とも繋がる、福岡移住プロジェクトもジワジワと水面下では進み始めています。東京一極集中は、同時に地方の過疎化へ繋がり、全国各地の文化や風習など「良さ」はさて置き、経済成長を求めることに進み過ぎてしまった結果、「何もかもが東京」という現状に至ってしまいました。

今の東京一極集中でいいの?

私自身は、高度経済成長真っ只中の東京で生まれ、東京で育ち、大学に通いながら18歳からビジネスの世界に身を投じて、約30年はほとんどを東京で過ごしていました。隅から隅まで、東京は味わっているつもりです。何もかもが揃ってますし、そりゃ便利です。経済的に成功した世界的都市の典型的な例だと思います。それ自体を否定するつもりもなく、「それもいいよね」という立場です。

もちろん、東京及び周辺都市に住む人の多くが、それを望んでいるわけではないことは誰もが知っているところです。人は生活するためにお金が必要です。お金は人がいるところで発生します。たくさんの会社が集まり、その人をターゲットにしたビジネスが存在し、、、という回転が全て東京を中心に回っています。

それを「常識だ」「仕方がない」と人々が受け入れてきたことで、成り立ってきた都市が東京だと思っています。東京には私より年上の、いわゆる「江戸っ子」と呼ばれる方はごく少数です。地方出身の方が圧倒的に大半なわけです。そして、東京一極集中はますます加速していくわけです。↑のような満員電車を「仕方がない」と受け入れるしか選択肢がなかったわけです。(会社の近く、つまり東京都心部に住まいを構えるのは生活コストが高すぎる)

今こそ福岡

そんな東京一極集中に違和感を感じながらも、仕方がないと思いこんでいた一人が私自身です。慣れてしまえば満員電車も乗れる、と思っていました。5年前に福岡に住む経験をたまたましたことで、東京以外の街に住むことを初めて経験した時に衝撃が走りました。この選択肢はなぜ取れなかったんだろう?ずっと考え続けた結果、福岡移住を推進することは多くの人に喜んでもらえると考え、当プロジェクトはずっと頭の中にありました。

そして今、在宅勤務を東京の多くの会社が実施することになり、「あれ?会社に出社しなくていいなら、住む場所を変えても大丈夫?」と多くの方が気付き始めました。「右に倣え体質」の日本人が簡単に考えを変えるなどと安易に考えてはいませんが、必ず、この方向に移行するきっかけは今回のコロナウイルスだということだけは確信が持てています。リモートワークが標準化に向かう際に、住む場所として福岡はほとんどの条件を満たしている最高の都市です。これから福岡移住プロジェクトは数社のパートナー企業とともに進めていきます。きっと、福岡の価値が再認識され、日本人に新たなライフスタイルを構築できるものとワクワクしています。