福岡移住の可能性

メリットとデメリット

 私自身が長年過ごしてきた東京を離れて、福岡に移住して6年目になります。新しいことを始める時は、何事にもメリットとデメリットは付き物です。約40年に渡って、大都会東京を隅から隅まで知り尽くしてきた後なので、もちろんメリットの方が多くて移住しました。改めて整理してみたいと思います。

メリット

一言で言うと住みやすさです。よく聞く話ばかりかと思いますが、主な点として

  • 都会:福岡市はそこそこ都会です。
  • 満員電車が無い:そこそこ都会ですが、東京の満員電車のようなことはありません。アレが無いだけでどれだけ快適か。
  • 食べ物が美味しい:ラーメンやモツ鍋に限らず、何でも美味しい、というのが実感です。東京には無い超絶に美味しい店もあります。
  • コンパクト:福岡空港を出て15分後に中洲で呑んでる、ということが普通に起こる街です。羽田空港を出て15分後はまだ京急かモノレールの駅でしょう。博多・天神の中心部がコンパクトにまとまっていて、ホントに便利です。
  • 女性がきれい:何故なんでしょうか。これもホントに事実で、しかも数が多いんです(福岡市は男性よりも女性人口が多い)。
  • 人がいい:老若男女問わず、人がいい。インバウンドが盛んな立地も影響しているのかもしれませんが、誰もがウェルカムな雰囲気です。東京とは全く空気が違うと私は感じました。
デメリット

一方でデメリットです。私の場合の東京に住むこととの比較した場合のデメリットは

  • 何もかもが遅れてる:流行とかトレンドの類もやっぱり遅れてます。最先端が必ずしも良いわけではないですが、日本特有の横並び感は地方では顕著です。特にビジネス面での遅れはかなりです。エンジニアに優しい福岡市ですらまだまだ。やはり大企業のほとんどが東京都心部に本社を置いているので、本社が一番な傾向は否めません。

2021年が福岡移住の始まり、の根拠

ここで最近、何度も言い続けていることですが、その背景が徐々に整いつつあります。一つの大きな出来事はコロナです。誰もが未経験の事態が起こり、今まさに第三波とも言われています。これにより、リモートワーク・在宅勤務というのが新しい常識として根付こうとしています(いまだに本音では抵抗勢力が多いのが日本の特徴なので「根付こうとしている」としています)。

私自身が所属している株式会社ロゼッタという会社は、もともと在宅勤務という働き方を許容していた珍しい会社ではありますが、コロナを経て、今や、本社をVR空間へ引っ越すという日本でも1、2社しかやってないことを上場企業が実施しました。最高のスピード感で変化している例ですが、世の中は徐々にこの傾向へ向かっています。リモートワークを推奨し、出社しない働き方がスタンダードになり、本社を東京に置く意味も無くなり始めています。つまり、働く側の視点で言い直すと、どこに住んでも仕事を続けられるわけです。住む場所を会社への通勤を軸に考えることが無くなってくるでしょう。その選択肢として最もオススメの街が福岡です。

好きな場所に住むって発想が、これまでは無かったと思います。生活をするためにまずは仕事を選び、仕事場の近くに住む、それが当たり前でした。オフィスワークでの話をしていますが、オフィスワーク以外の仕事もどんどん変化をしています。これから本格的に働き方が変わってくるでしょう。これがホントの働き方改革だろうと思っています。